Square ハンディのバーコードスキャナーに関するトラブルシューティング
Square ハンディには、バーコードスキャナーが内蔵されています。この記事では、バーコードやQRコードのスキャンで問題が発生した場合のSquare ハンディのトラブルシューティング手順について説明します。
はじめに
トラブルシューティングを実行するタイミング
バーコードスキャナーのトラブルシューティングには、端末の確認、スキャナー設定の調整、Square ハンディのリセットなどの手順が含まれます。可能な限り、営業時間外にトラブルシューティングを実行してください。営業時間中に実施する必要がある場合は、お客さまへの影響を最小限に抑えるため、繁忙時間帯を避けて行ってください。
バーコードスキャナーとカメラのトラブルシューティングには、以下が必要になる場合があります。
Squareアカウントのログイン情報(メールアドレスとパスワード、または端末コード)
Wi-Fiネットワーク名とパスワード
手順1:バーコードスキャナー設定を確認する
Square ハンディでバーコードスキャナーを使用できるよう、正しく設定されていることを確認します。
クイックメニューでバーコードスキャナーを有効にする手順は次のとおりです。
- Square ハンディで、画面上部に指を置いて下方向にスワイプし、クイック設定メニューを開きます。
- [スキャナー] オプションをタップして、有効または無効にします。
Square ハンディのバーコードスキャナーは、お会計フロー、商品ライブラリ、スキャナー設定メニューなどの特定の画面で利用できます。バーコードスキャナーは、レポートや通知セクションなど、誤ってスキャンすると不便な特定の画面では使用できません。
Square ハンディの画面右上にあるステータスバーを確認します。
- 緑色のアイコン:スキャナーが有効で、現在の画面で使用できます。
- 白いアイコン:スキャナーは有効ですが、現在の画面では使用できません。
- アイコンなし:スキャナーは有効ではなく、使用できません。
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左 :Square ハンディの緑色のバーコードスキャナーアイコン。右:Square ハンディの白いバーコードスキャナーアイコン。
手順2:バーコードスキャナーのテストを実行する
[設定] メニューから、バーコードスキャナーの簡単なテストを実行できます。
Square ハンディで、[≡その他 ] > [設定] > [ハードウェア] > [バーコードスキャナー] の順にタップします。
この画面で、バーコードスキャナーを使用して商品ライブラリ内の商品をスキャンします。
スキャンに成功すると、商品の情報が画面上部の [スキャナーテスト] に表示されます。ボックスをタップすると、バーコード値などの詳細情報を確認できます。
スキャンは成功したが、商品が在庫に登録されていない場合は、スキャンしたバーコードの値が画面に表示されます。
バーコードをスキャンできない場合は、 手順3に進みます。バーコードの互換性を確認するに進んでください。
手順3:バーコードの互換性を確認する
Square ハンディは、次の1Dバーコードタイプに加えて、PDF417やQRなどの2Dバーコードタイプをスキャンできます。他にもUPC-A、UPC-E、EAN-8、EAN-13、Code 39に対応しています。Square ハンディは、互換性のないバーコードタイプをスキャンできません。
バーコードのサイズ、位置、印刷品質によって、バーコードのスキャンが正しく行われないことがあります。
- サイズ:小さなバーコードは、非常に近い距離でスキャンしてください。大きなバーコードは、遠くからスキャンできます。バーコードスキャナーの読み取り可能な領域を中央の緑色の光に絞り込むには、精密照準機能を有効にします。Square ハンディで、[≡その他] > [設定] > [バーコードスキャナー] > [精密照準] の順にタップします。
- 印刷品質:コードと背景のコントラストが低いバーコード、金属表面(アルミ缶など)に印刷されたバーコード、反射インクで印刷されたバーコードは、スキャンが難しい場合があります。バーコードスキャナーのボタンを長押ししながら、製品またはSquare ハンディを傾けて、読み取り可能な角度に調整します。
- 画面:他のデジタル端末でコードをスキャンする際に最良の結果を得るには、画面のスキャン機能を有効にします。Square ハンディで、[≡その他] > [設定] > [バーコードスキャナー] > [画面のスキャン] の順にタップします。必要に応じて、スキャナーがバーコードを読み取りやすくするために、スキャンするデジタル画面の明るさを上げます。
手順4:Square ハンディを再起動する
Squareハードウェアの再起動を行っても、商品、取引履歴、顧客リスト、スタッフのアクセス権限などの重要なアカウントの設定が消去されることはありません。再度ログインすると、設定はすべてそのままとなっています。
Square ハンディを再起動する
画面を下にスワイプして、クイックメニューを開きます。画面右上にある電源アイコンをタップして、[再起動] を タップします。
または
Square ハンドヘルドの右側にある丸い電源ボタンを長押しし、[再起動] オプションが表示されたらすぐにボタンを放します。[再起動] をタップします。
または
画面がオフになるまで、丸い電源ボタンを長押しします。しばらく待ってから、もう一度電源ボタンを長押しします。画面にSquareロゴが表示されたら、すぐに電源ボタンを離します。
以下の手順に進んで不具合調査レポートの送信とSquare ハンディの工場出荷時設定へのリセットを行う前に、バーコードのスキャンをお試しください。
手順5:不具合調査レポートを送信する
不具合が解消されない場合は、不具合調査レポートを送信していただくことで、Squareにてさらに調査が可能になります。このレポートは、不具合の原因を特定するために不可欠です。端末を工場出荷時の設定にリセットする前に送信してください。
不具合調査レポートのアップロードには2~7分程度かかります。アップロード中は安定した高速インターネット環境を確保し、端末の電源は切らないでください。
Square レジスターでSquare POSレジアプリにログインします。
[≡その他] > [サポート] > [トラブルシューティング] の順にタップします。
[サポートデータをアップロード] をタップします。
[不具合調査レポートを送信] をタップします。
レポートがSquareのサーバーにアップロードされると、[不具合調査レポートを送信] の横に読み込み中の青い円が表示されます。円が消えて [不具合調査レポートを送信] のテキストが青に変わるまで、他のトラブルシューティング手順を試さないでください。
手順6:Square ハンディを工場出荷時の設定にリセットする
トラブルシューティングの最終手順は、Square ハンディを工場出荷時設定にリセットすることです。工場出荷時リセットは通常の再起動とは異なり、ハードウェアを購入時の初期状態に復元します。
工場出荷時設定へのリセットは、他のトラブルシューティング手順をすべて試した後にのみ実行してください。
端末を工場出荷時の設定にリセットする前に、次のことを行ってください。
不具合調査レポートを送信する( 手順4 )
端末またはSquareのハードウェアを再起動または電源を切ることはできますが、保留中のオフライン決済が期限切れになる前にアップロードするには、電源を再度オンにしてください。最初の決済を受け付けてから72時間以内に、オフライン決済をアップロードすることを忘れないでください。
端末を工場出荷時の設定にリセットすると、一般設定(日付、時刻、言語など)がリセットされ、割り当てられたモードやプリンタープロフィールが削除されます。また保留中のオフライン決済がすべて削除され、以前のソフトウェアアップデートも削除されます。
端末を工場出荷時の設定にリセットするリスクを読み、理解した上でSquareのハードウェアを工場出荷時の設定にリセットするに進んでください。工場出荷時設定へのリセットが完了したら、を行ってください Square ハンディを設定する。